2026.8.3[mon.]
新潟もいよいよ梅雨明けなのでは…という空気。
昨日に続き、月曜日の発表会の曲紹介、まいりましょう♪
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毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
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4回目の今日は、宮崎駿映画で耳馴染みのある曲・・・
久石譲
One Summer’s Day
2011年公開長編アニメーション映画、ジブリ作品、宮崎駿監督にとって、『もののけ姫』以来、4年ぶりの作品となった『千と千尋の神隠し』
当時日本の歴代興行収入1位を記録し、その成績は20年近く塗り替えられることはなく、『鬼滅の刃』がいよいよ記録を塗り替え1位2位を独占し、それでもなお今現在歴代3位にいる作品でもあります。
我が家の子供たちもなんだかんだ一番知っている作品かもしれません。キャラクターの名前もあらすじも。
宮崎駿はこの映画作品をつくるとき、“水”をモチーフにして取り組んだのだとか。

そしてそこには『もののけ姫』の時のような“神様”の存在も大事なメッセージ背景になっています。
劇中に登場する、廃棄物にまみれた神様“オクサレさま”。
観たことある方は思い出しますでしょうか。

どろどろした臭くて巨大なかたまりの生き物がお風呂に浸かりにくるシーン。
宮崎監督は、この“汚物”と“川”の関係について、自身の体験から感じたものをメッセージに、かつてこんなふうに話していました。
〜
「休みの日に僕は地域の人たちと一緒に川掃除をやっているんですけれど・・・
その時に日本の川の神様たちはボロボロで、悲しく切なく生きているんだろうなあと思いました。
それで川掃除をして汚いものを相手にしながら、自分が醜いものの相手をしなくちゃいけないとか、汚い嫌なものに手を出さなくちゃいけないとか、イヤダナーという気分を超えないと、手に入らないものあると思ったんです」
〜
川をきれいに
海をきれいに
森をきれいに
そのキャッチフレーズがあるのには当たり前のように聞こえる響きですが、人々の暮らしにおいて自然との関わりにおいて深い意味のある言葉なのだと改めて考えます。
そんなオクサレさまに刺さっていた物体を主人公の千尋が引っこ抜くと、みるみるその体にまとわりつき溜まり続けていた人間が不法投棄したものやガラクタとともに汚れが出て、すっきりとした表情になったオクサレさま、それは“川の神様”であったという話。
宮崎駿のこういうメッセージの伝え方、本当に好きです。
大人になってから改めて観ると「風の谷のナウシカ」も「もののけ姫」も、「魔女の宅急便」も、何気ない日常とファンタジーの世界と表面だけで楽しむのではなく、人間そのものや自然そのものと、生きるうえで、あるべき存在について深く考えさせられます。
そんな宮崎駿映画といえば、久石譲が手がける音楽。
その存在あって、映画の魅力が深まり、広がっていることは間違いないのではないでしょうか。
この曲の冒頭、それこそ水のような音色に私は感じています。
そしてハーモニー。久石譲の得意の4度のハーモニーがばっちりハマっています。
4度のハーモニーとは、鍵盤で鳴らしてみるとドとファ、とかミとラとか・・・鳴らしてみてください。
そこから旋律のハモりにも随所に使われている4度のハーモニー。
東洋的で、オリエンタルなハーモニー。

引っ越すことになった千尋とその家族。
これから待ち受ける見知らぬ地への不思議な空気、何かの暗示を彩る世界観を映画の始まりからこの音楽が表現してくれています。
さてそんな宮崎駿監督作品で、これからも歴史に深く刻まれるだろう人気作品を彩るこの音楽を今回発表会に選ばれた生徒様は、当教室初めてのご出演。
昨年の春、きっかけはこの記事をご覧くださり、心動くタイミングとご縁が訪れました。⇩
Things〜「大人のためのPianoLesson-émune-」でつながる、人と音楽の輪。
そして昨年の発表会を一生徒様として、ご来場くださり、ご出演者の皆様の演奏とその姿から、生徒様なりに色々な感情が芽生え、発表会に出るということは視野に入れていなかったけれど、「私も、発表会に出るという目的を持って音楽に、ピアノに向き合ってみたい」と思ってくださったお一人です。
“音を鳴らす”ということとは。
ただ楽譜通りに弾くことだけでなく、音楽を深く感じて、見つめる機会を、発表会を通して深めてみる。
今まさにそんな感覚に浸っている体験をされている途中なのではないでしょうか。
これまでのピアノとの関わりにはなかった感覚を、昨年よりもさらに今感じ取っていただけたら、と願い、私も貴重なレッスンの時間に向き合っています。
音楽と人、
人と人、
音と心、
情景とハーモニー
今年の初めての発表会にて、ピアノを通して様々な視点で心の潤いと充実になることを願って、私も最後までサポートしてまいります。
発表会を終えたその日に、素晴らしい感動をおぼえた生徒様の表情が見れることを描いて。
今日も素敵なピアノライフを!

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