◾️別れと節目

2026.9.8[tue.]

静かな朝を迎えました。

昨日は、いよいよりゅーとぴあへ打ち合わせに。

細かなことが全て確認でき、また頭の中の整理整頓が必要となります。

あれこれと済ませながら、夕方の小学校役員の業務で外へ出ると、久しぶりに穏やかな夕空を見れました。

つい最近までの夏休み対応やらで、落ち着いて朝読書を進められずにいたら、溜まってしまって。

発表会前なので慌てず、今年中に読み終えるとしておこうと思います。

さてそんな9月、大きな別れがありました。

ちょうど13年間通ってくださった生徒様との大きな節目。

発表会には12回、欠かすことなく出演してくださりました。

それが当たり前と思っていたようなときもあれば、いつかは節目がやってくる、とも思ってみたこともあり。

長く通ってくださればくださるほど、それは他の生徒の皆様それぞれに思うことです。

出逢いには別れがあること。

最後のレッスン日、とにかくお話をし続けて終わりました。

そしてなんだかまとまりきらず伝えきれなかった想いがあったような気がして、もう一度メッセージを送りました。

ご返信を読みながら、その時になって涙。

いつもこうなんだよなぁ…と自分の性格を振り返ります。

人との別れの時だけは、どこかで“いつも通り”を振る舞おうとしてしまう。

13年前の初夏、当時、ご家族がそれぞれに趣味や習い事をしている環境の中、生まれも育ちも違う新潟生活を馴染ませながら抱いた想い“私も自分だけの時間、何かに没頭できる時間を”と、当教室へ訪れてくださりました。

最後にいただいたメッセージに綴られた言葉が、それを思い出させてくれました。

13年間、
お母さんでもなく、
妻でもなく、
仕事の関係でもない、
自分だけの時間を過ごさせていただけました。

これは、レッスン通い始めの当時、生徒様にしかわからない、孤独と言って良いのか、心の穴だったのか、羨望だったのか、特別な感情があったんだと、改めて振り返ります。

13年前、上近江にあった教室、ひっそりとあったその教室のドアを開けて、「どうも初めまして、」

と挨拶を交わしたあの日の光景をしっかりと思い出します。

そして今になって不思議な感覚で思い出します。

特別な時間を私とご一緒してくださったこと、音楽に心支えられ、ピアノに座る時間が、何者でもない自分自身と向き合う特別な時間だったこと。

あっという間にも感じますが、今冷静に思うと、とにかくたくさんの時間が積み重なっていたんだなぁと、深く深く感謝が溢れます。

そんな別れの翌日、今月下旬に控えた恩師との福祉施設でのミニコンサートに向けた練習でのこと。

「涙そうそう」の歌に合わせてピアノ伴奏をしながら、その歌詞と旋律、伴奏のハーモニー、全てが重なって個人的な感情に浸り、ふと生徒様のことを思い出しました。

そして涙が溢れそうになり、ぐっと平常心へと戻れるよう自分で自分の心を促して。

誰かに演奏を届けるとき、演奏中に涙はいけない、と思っているので。

それでも、あぁ歌ってやっぱりいいな、と思いながら。

歌のセンスも才能も持って生まれてない私なので、とにかく羨ましく思いながら、歌い手に寄り添えるピアノが弾けて良かったなぁ、と思うばかり。

そして、ふと思うこと。

恩師とこうして今も音楽を共にできている。

生まれも育ちも、もはや、結婚後もこうして自分の地元に根を下ろしている自分が、不思議な感覚になりました。

そういう運命だったのか、心の奥でそう願い、自分で選んだことなのか。

そうした中でずっと繋がっていられる関係もあれば、当教室のように、皆様が人生の歩みの途中で、新潟というところに縁があり、そしてピアノへと想いを寄せるきっかけやタイミングがあり、繋がること、そして離れてゆくことも数々にあります。

そしてそれを襷のように、心の糸のように繋いでいってくださること。

大きな別れは決して、ぽっかり空いた穴ではなく、次へとまた教室の流れを浄化させる特別な節目なのだ、と思ったりします。

そして大きな感謝が溢れて、それをまた新しい出逢いへと繋いでゆく。

人と人との出逢い。

そんなことを思い浮かべながら、発表会のプログラムの挨拶文がようやくまとまりました。

そう思ったらスピリチュアルな視点でもう一度向き合いたい感情が、生徒様との別れの日のきっかけで改めて沸き起こり、6年前にお世話になったある方へメッセージ。

ご返信いただき、お会いする機会へ。

長い間、特別な時間を求めて、ご一緒してくださり、本当に本当にありがとうございました。

これからも生徒様の人生の一部として、この特別な時間の積み重ねが心のどこかで温かく残っていてくれてたら嬉しいです。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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