◾️発表会の曲[22]

2026.9.4[fri.]

今週は色々な準備に、そして練習とレッスン、濃厚な日々を実感しております。

金曜日、発表会の曲紹介。

もう少し[4度目のご出演]の皆様が続きますので、お楽しみに♫

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毎週月・水・金・日曜日に更新♫

発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。

ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。

※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。

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今日は、クラシックの名曲を…

F.リスト

「愛の夢 第3番」

これまでにご紹介してきました、「幻想即興曲」や「軍隊ポロネーズ」に並んで、この曲も必ずピアノの名曲リストに挙がる一曲ではないでしょうか。

そしてこの曲をいつかは…と憧れてきた方も多いでしょう。

リストはこの曲を元々、先に歌曲として出版しています。

「Olieb, so lang du lieben kannst(おお愛せよ、愛することができる限り)」というタイトルで。

これは詩人のフライリヒラートの詩に旋律を乗せました。

それをリスト自身が後にピアノ曲として編曲、もはや作曲をしました。

そして《第3番》となっておりますが、そう、この曲は『愛の夢:ピアノのための3つの夜想曲』として、作曲され、その第3曲目が特に有名になってしまったわけですね〜。

リストといえば、ヴィルトゥオーゾ(超絶技巧)ピアニストとしても有名でありました。そして、それまではピアニストとはサロンや宮廷で演奏をするのが定番でしたが、一般人や多くの聴衆の前で華やかに演奏をするというスタイルを誕生させ定着させたのもリスト。

今当たり前のように使う《リサイタル》という言葉はリストがやり始めたことで今日まで広まりました。

綺麗な顔立ちと素晴らしい腕前で多くの聴衆を失神させるまでに虜にしたのだとか。

なんだかマイケル・ジャクソンみたい。

そんなリストは36歳のとき、ワイマールにて宮廷楽長に任命され、ピアニスト活動からは一旦離れます。

指揮活動、作曲に専念し、そしてその時期に生まれた名曲はたくさんあります。あの「ラ・カンパネラ」も。そしてこの「愛の夢」も。

この曲を聴くと、甘美で情熱的な旋律の移ろいから、恋多きリストだけに、相当な熱い恋愛心を描いたものを背景に感じますが、元々の詩に込められた意味は、人間愛をうたったもの。

おお愛せよ、お前が愛しうる限り!
おお愛せよ、お前が愛したいだけ!
その時は来るのだ、その時は来るのだ
お前が墓の前に立って敷く時が
だから心せよ、お前の心が燃え立つことを

この世に生をうけた限り、人として忘れてはならない「愛すること」。

リストは晩年に教会の聖職者になっています。いわゆる僧侶。

たくさんの経験から、生とはなにか、魂とは、そんなことを考えながら音楽と共に人生を全うしました。

多くの恋愛からももちろん、人生経験と共に、人間であるべきことを深く考えたリストだったのでしょう。74年の生涯で、悟りを受けて音楽と人と愛に向き合ったリスト。

「愛の夢」も、人間として愛に慈しみ、やさしくそして深く、そして命の儚さ、そんなことを心に響かせるかのように向き合うと、また演奏への心の向け方も歌い方も、寛大で豊かな表現に溢れるのかもしれませんね。

さぁそんなピアノの名曲、そしてリストの名曲のひとつとして今も愛され続けるこの曲を選ばれた生徒様。

2023年から4度目のご出演です。

思えば2022年の夏に一度お問合せくださり、そこから空きを待って数ヶ月ほど経ってから、ご縁ありレッスンスタートにとつながりました。

今振り返ると、発表会に選ばれた曲は、今回入れて4回とも、作曲家も作風も全く違うもの。

ショパン

ドビュッシー

ベートーヴェン

そしてリスト。

旋律や楽譜に書かれたメッセージを読み解きながら向き合ったショパン。

そしてふとした日常から目にした絵画と共に曲への情景や興味、印象を深めたドビュッシー。

演奏の根本から、たくさん鍵盤と身体と指と向き合い、演奏力をさらに進化させたベートーヴェン。

そして今。

これまでの経験を全て総まとめしながら、またリストにしかない世界とテクニックに向き合っています。

そう振り返ると、生徒様との4年弱のレッスン、生徒様自身のセンスや感性も後押しとなりながら、ピアノ演奏力を上げ、今に至ることを実感します。

これからもまた新しい作曲家の音楽を手にする瞬間を私なりに密かに期待しながら。

様々な音楽の景色から演奏を深める、スキルアップする。

今年もまた、進化の途中にいる姿を大きなステージで華やかに彩れますよう願い、最後までサポートしてまいります。

本日レッスンは混み合っております。

準備作業は皆無と諦めます。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

✴︎皆様のご来場お待ちしております!

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