◾️発表会の曲[10]

2026.8.14[fri.]

雲の多い空で迎えました。8月も残り半分。我が家の子供たちは夏休みのカウントダウンをし始めました。

それでは金曜日、発表会の曲紹介です。

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毎週月・水・金・日曜日に更新♫

発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。

ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。

※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。

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今日は、世界中で童謡唱歌とクラシックそれぞれに名曲の2つを♩

①H.C.ワーク

「大きな古時計」

②W.A.モーツァルト

「トルコ行進曲」

まずは、「大きな古時計」

誰もが耳にしたことがあり、歌ったことがあったり口ずさんだことがあったりするのではないでしょうか。

この曲のタイトル、原題は「Grandfather’s Clock」

直訳すると「おじいさんの時計」

歌詞にも出てきますね。

作曲者のヘンリー・ワークスさんが、イギリス旅行にて訪れたジョージ・ホテルに置かれた動かない時計との出逢いとその時計にまつわるエピソードから生まれた曲。

昔、そのホテルを経営していたジェンキンス兄弟。

弟が亡くなったのをきっかけに時計の進みが遅れるようになりました。その1年後に兄が追うように亡くなり、ついに時計は動かなくなってしまった、と。

それは兄が亡くなった時刻「11:05」をさしたまま、止まっていたとのこと。

今もその時計はジョージ・ホテルに実在しているそうですよ。

“いまは もう うごかない その時計〜”

このフレーズが何度も登場するわけですが、動かなくなった時計にもジェンキンス兄弟の誕生と人生の終わりまでを一緒に時を刻んできた時計と、いつまでも眠り続ける思い出の詰まった時計の温かな存在を歌っていると想うと、私たちもまた日頃お世話になる物への心の向け方に感慨深くなりますね。

今も歌い継がれる名曲だけあります。

そんな生徒様の当日のプログラム順にもこのエピソードの時刻にインスピレーションを受けて私なり目論んでおります。

そしてお次はこちらも、ピアノといえばの名曲の一つ。

先週のブログで、「きらきら星変奏曲」のご紹介に、さりげなく「トルコ行進曲」の話を取り上げたのを覚えていますでしょうか?

モーツァルトが、当時ヨーロッパで流行していたトルコの伝統音楽スタイルに影響を受けて書き上げた曲。

この曲は、このタイトルと共に一人歩きで有名になっておりますが、元々は、「ピアノソナタ第11番(K.331)」の3楽章からなる構成の、第3楽章にとモーツァルトが書き上げた曲。

ちなみに第1楽章は、シチリア風の音楽をモチーフに、「きらきら星変奏曲」のように、テーマの旋律をもとに変奏曲として書き、第2楽章はメヌエット 。

シチリア風の音楽は6/8拍子のゆったりと素朴な旋律が印象的。

フルートでよく演奏されるバッハの「シチリアーノ」やフォーレの「シチリアーノ」が耳馴染みがあるのではないでしょうか。

そこからメヌエット を経て、第3楽章に当てた“トルコ風マーチ」

トルコ風といわれるその音楽。

「タン  タン  タンタンタン 」というリズムが特徴。

⇩♩トルコの伝統的リズムはこちら

これを打ちながらモーツァルトのトルコ行進曲を歌うと納得。

モーツァルトとしては、それまであったソナタ様式を新しい形にして書き上げた作品。

当時のソナタの形としては新しい構成をとった作品です。

シチリアからトルコ。そんな異国情緒溢れる展開。

この曲が書かれた時期は不明ですが、1783年頃、モーツァルトがフリーランスの音楽家として活動し始めたころ、自身の演奏活動と作品の出版に、より一層精を出していた頃でしょう。「ウケのいい曲、売れる曲を」と自分自身の知名度、人気を高めるために、新たなスタイルやモーツァルトのユーモアを詰め込んだ作品の一つとなったのでしょうね。

今でもどこかで耳にすることの多い「トルコ行進曲」。こんなに時代を超えて親しまれ続ける曲になるとは、どれほど彼は想像したことでしょう。

いやむしろ、モーツァルトのことですからそれを想像していたかもしれない、そう思うと素晴らしい大当たりな一曲になったのかもですよね♩

さて今回、ジャンルそれぞれにこの二つの名曲を選ばれた生徒様。

昨年に続き今年で2度目のご出演です。

日頃から、公私共にお子様たちに触れる時間が身近にある生徒様。

そんな背景からも耳馴染みある曲の一つである「大きな古時計」を。

それでも淡々と演奏することなく、ご一緒にフレーズや和音の響かせ方、ペダリング、それこそ歌詞と旋律の関連から音楽的な歌い方を考えたり、これまでの数ヶ月、今振り返れば深く深くこの曲と向き合ってきたように思います。

「トルコ行進曲」は、昔から憧れの一曲。

春の弾き合い会にて、易しいアレンジで弾き、その後、原曲へと挑戦、この度は原曲での演奏を披露します。

こちらはこちらで、ピアノ演奏における基本がたくさん詰まった一曲。

練習熱心な生徒様は、いつもレッスンで私が伝えるアドバイスへ真摯に向き合い、お会いする度にその努力が一つ一つ身になり、時にはもがいた証がみられ、またそこを後押しし、私もエネルギーが湧き起こる、そんなレッスンライフの積み重ねになっています。

ふとしたご縁で巡り会えた生徒様とのピアノライフ。

今年の春で2年目を迎えますが、その時間以上に深い深いピアノライフをご一緒しているようで、生徒様とのピアノ演奏そのものに向き合う時間が色濃くあります。

昨年の春を思えば、本当に進化しています。

そんな日々の積み重ねに私も感謝を添えて、そしてまだまだこれからへのエールを含めて、最後までサポートしてまいります。

今日も素敵なピアノライフを!

✴︎皆様のご来場お待ちしております!✴︎

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