◾️発表会の曲[6]

2026.8.7[fri.]

本日も暑い1日となりそうです。

大事な時期、自分や家族へと体調管理にも気を張る時期がやってきます。

生徒の皆様もどうかご自愛ください。

それでは金曜日、発表会の曲紹介を。

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毎週月・水・金・日曜日に更新♫

発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。

ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。

※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。

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今日は、クラシックの名曲を素敵に楽しくJAZZアレンジした一曲をご紹介。

W.A.モーツァルト(編曲: 丹内真弓)

「きらきら星⭐︎ア・ラ・モード」

顔も名前も誰もが知るモーツァルト、そしてこの曲のテーマとなる旋律も、世界中で耳馴染みある旋律ですよね。

『きらきら星』

元々は、この旋律からなる曲は、フランスでその昔流行ったシャンソン曲。

「Ah, vous dirais-je maman」

(ねぇ、聞いてちょうだい、お母さん)

(あぁ、お母さん、あなたに申しましょう)

そんな風に訳されていますでしょうか。

実際、モーツァルトが書き残した作品にもそのタイトルは『フランス歌曲“Ah, vous dirais-je maman(ねぇ、聞いてちょうだい、お母さん)”による12の変奏曲 K.265[作品番号]』と楽譜に一般的には記されています。

ちなみに、そのフランス歌曲の原曲はこちら。

これは、愛する母に、若い娘が抱く恋心をお話ししている、という歌詞。

それを、モーツァルトの死後15年ほど経った頃でしょうか、イギリスの詩人ジェーン・テイラーによって「Twinkle Twinkle , Little Star」という歌詞がつけられました。

それが日本へと渡り、童謡「きらきら星」として知られるようになり、いつからかこの変奏曲の楽譜も『きらきら星変奏曲』という通称で書かれることがメジャーになりました。

今モーツァルトが生きていたら、どんな風に思ったことでしょう。

さてこの曲はモーツァルトが20代前半の頃に書かれた作品。神童モーツァルトですから、幼い頃から作曲や演奏活動を行なっていたわけなので、20代ともなると、すっかりキャリアを積んでいる頃。

少し前まで、この曲は、父レオポルトとパリへ演奏旅行に出かけている時に、お母さんを想い、書きあげたとの説でしたが、その後、最新の研究や自筆の筆跡鑑定から、もう少し後に書かれたのでは?と考えられ、モーツァルト25歳頃、パリからウィーン、ザルツブルクへ戻ってきてから書き上げた説が有力とされています。

どちらにせよ、モーツァルト自身は、パリにてフランスで流行していたこの歌曲をイメージして、可愛らしい変奏曲にしたのでしょう。

モーツァルトといえば、「トルコ行進曲」も誰もが知る名曲ですが、この曲も、もともと当時のヨーロッパで大流行していたオスマン帝国の軍楽隊の音楽スタイルにモーツァルト自身も強く影響を受けて書かれました。

モーツァルトは生涯の3分の1を演奏などでの旅行をして過ごしていたので、そうやって新しい地で様々な文化と流行に影響を受けながら、浪費家でもあったモーツァルトなので、せっせと新しい作品をどんどん生み出して、生計を立てていたのかもしれませんね。

さぁそんな“きらきら星変奏曲”。

あの角野隼斗さんもアレンジしておりますが、わりと変奏曲なだけあって様々にアレンジされた作品が出回っているのではないでしょうか。

この曲は、今から14年ほど前までの10年間定期刊行されていた『PIANO STYLE』(リットーミュージック)にて掲載されたアレンジ曲。

やはりモーツァルトのように変奏を重ねて、しかもJAZZアレンジにておしゃれに可愛く、楽しくアレンジされています。

今回この曲を選ばれた生徒様、当教室の発表会初出演です。

昨年の春、空きを待ちながらご縁あってレッスンをご一緒にスタートしました。

その前から、当教室をおそらく住宅地図の小さな広告にて目をとめてくださり、月日と共にふとまた思い出し、当教室を検索され、想いを寄せてくださったお一人です。

「先生の教室、なんか、良いですよね。」

様々な発信から心惹かれるものを抱きながら、そう言葉を添えてレッスンがスタートしたことを思い出します。

そして何より昨年の発表会に、一生徒様としてご来場くださり、想定以上に発表会の空気感、ご出演者の皆様の演奏、選曲に心動かされ、会のほとんど客席で聴いてくださったこと。

そこから10ヶ月、ご自身もいよいよ発表会に向けてピアノへと向き合われています。

この曲は、生徒様が10年ほど前に当時習っていた教室の発表会にて演奏した思い出の一曲。

もう一度さらいなおし、更に磨きをかけた演奏へと繋げられるよう、私もまた気合いを入れ直しているところです。

10年前までのピアノライフと、今、また新しい感情や進歩を経て、素晴らしい人生体験となるよう、そして何より「この教室でピアノを再開できてよかった」と思える体験になるよう、私も最後まで精一杯サポートしてまいりたいと思います。

発表会まであと85日。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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