2026.10.21[wed.]
本日もあいにくのお天気で迎えました。
「それでは会場で」と挨拶を交わしながらご出演者の皆様を送り出しています。まだ実感があるようなないような。リハーサルがあるからでしょうか。
曲紹介も残り3回、初回から無事宣言通りに、予定通りに進めてこれたことにも、あらためて安堵というか、周りの全てに感謝が溢れます。
————————————————————
毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
————————————————————
今年は何回、ショパンの作品が登場したでしょう?♫
再びショパンの名曲のご紹介です。
F.F.ショパン
「ワルツ 第2番(Op.34-1)
以前にもこのワルツ作品34をご紹介したのを覚えていますでしょうか。

ショパンが祖国ポーランドからウィーンへと渡った時、ウィーンではシュトラウスのワルツが人気の絶頂期だった頃。
踊りのためのワルツではなく、叙情的、抒情詩のようなワルツをショパンは求めました。
ウィーンからパリへと渡り、そこで書き上げた3つのワルツ。それをまとめて『3つの華麗なる円舞曲(華麗なるワルツ)』として出版されました。
その中の第1曲目が、今回紹介しました「ワルツ第2番」。
ちなみに「ワルツ第1番」は、ワルツの中で最も有名なあの「華麗なる大円舞曲」。番号よりは、このタイトルで十分に知名度のある作品ではないでしょうか。
皆様きっと耳にしたことがあるはず♫
そして「ワルツ第3番」は、先に《発表会の曲vol.36》で紹介しました、この作品34の第2曲目。
1曲目は、ショパンが求めた抒情的なワルツよりも、まだ舞踏的なワルツのイメージが含まれている作風になっており、2曲目は、短調で、物憂いな雰囲気、そしてどちらかというとショパンが愛したポーランドの伝統民謡マズルカの要素に近いような雰囲気。
そしてちなみに3曲目は、「猫のワルツ」と通称がつけられる作品。鍵盤を猫が駆け回る様子で、軽快な旋律で彩られたワルツ。
この猫のワルツは、1985年、ショパン国際コンクールの覇者ブーニンが、コンクールにて、なかなかのテンポで軽快に弾き切り、会場中を魅了したことが、今でも伝説の演奏として名高く残っています。

曲と曲との間では観客は拍手をしないところ、ブーニンのその軽快で速いテンポで弾き切る「猫のワルツ」にみんなが衝撃と感動をおぼえて、思わず拍手が沸き起こったという話。
その瞬間を生で観てみたかった!
華やかな序奏から始まる1曲目、そして抒情詩的に哀愁と美しい旋律で彩る2曲目、そして軽快に彩られたフィナーレのような3曲目。
ソナタの作風のようにも感じて、この3つでまとまって聴くとまたそれぞれの魅力が増しますね。
今回、この曲を選ばれた生徒様と、初めて向き合ったショパンのワルツ作品。
5年前、「私にとって、ピアノなしの生活は考えられないほどになりました。」と言葉を残してくださった生徒様。
今もそのお気持ちは変わりありませんでしょうか。
今日までのレッスンライフに改めて深く深く、感謝申し上げます。
“ピアノ愛”を忘れずに、豊かに弾き切ってくれるよう祈り、またピアノライフの思い出の1ページを刻めますよう、私も最後までサポートしてまいります。
それでは、今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!


コメントを残す