2026.8.17[mon.]
涼しい朝を迎えました。
結局ピアノに触れる時間を取らずにお盆休み最終日を迎えてしまい…。今日は会議のため教室のあるマンションへ向かうので、気持ちのスイッチを入れるきっかけになればと思います。
それでは月曜日の発表会の曲紹介を。
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毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
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今日は、喜歌劇の傑作から♩
J.シュトラウスⅡ
「喜歌劇《こうもり》序曲」
ワルツといえば、ヨハン・シュトラウス、ヨハン・シュトラウスといえばウィンナワルツ、オペレッタの傑作といえば、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」。
「ワルツの王」と呼ばれたシュトラウスは、100を優に超える数のワルツを書き残しています。
そんな彼の晩年の作品の殆どはオペレッタ。
オペレッタとは、オペラより小さな歌劇。
オペレッタでまず挙がるのはやはりオッフェンバックの『地獄のオルフェ(天国と地獄)』、皆様も音楽から耳にしたことがあるでしょう、そしてレハールの『メリーウィドウ』。
それに並んでこの『こうもり』。
ストーリーは、裕福な男アイゼンシュタインと友人のオルフェが舞踏会を舞台に大騒ぎしながら、ドッキリ、罠や仕返し、企みをしかけて面白おかしく展開してゆく喜劇。

通常、オペレッタは、ミラノ・スカラ座や国立劇場などのオペラハウスでは上演されることはないのですが、この作品だけは毎年大晦日に決まってウィーン国立劇場で上演されているのだとか♩
この“序曲”は劇中の様々なシーンを予感させるかのように様々な旋律を紡ぎ合わせて内容を凝縮させた一曲。歌劇の始まりと共にこの序曲で彩ります。
シュトラウスがこの作品を手がけた年は、1874年。
その頃のウィーンは、戦争やウィーン万博のバブル崩壊と経済的大恐慌、そしてコレラ感染症の大流行と、不安や悲しく緊迫した出来事が続いていたとき。
そんな時に書き上げたオペレッタの初演は、苦しむ市民たちにとって現実逃避の場と時間として求められ、大ヒットの要因になったのだとか。
そもそもシュトラウスがこれほどにオペレッタ作品を世に送り出したそのきっかけは、あのオッフェンバックからの勧めでもありました。
そんな彼のセンスと才能には、ブラームスやワーグナー、チャイコフスキーも兼ねてより一目置いており、既にワルツの王だったシュトラウスのオペレッタの中で初めて大ヒットした作品がこの『こうもり』。
時代をこえて今も変わらずに日常的に人々に親しまれている作品となったわけです。
あの20世紀を代表する名指揮者カルロス・クライバーもこの曲がお気に入りだったそうな。

重要なレパートリーにしていたという「こうもり序曲」。よくアンコールでも演奏されていたそうです。
そんな昔も今も庶民から著名な音楽家たちまでに愛されるオペレッタの最高傑作『こうもり』の序曲を選ばれた生徒様、昨年に続き今年で2度目のご出演です。
昨年の春に、ご縁あって、そして生徒様においては良きタイミングに巡り合い、ピアノライフのスタートをご一緒できました。
ついこの前のように思い出しますが、気づけばもう2度目のご出演に。
それでも生徒様とのレッスンライフは、非常に学びある時間の積み重ねです。
テクニックや練習曲、ポリフォニーの音楽へと、日々の鍛錬を怠らずに向き合う姿に私もまたパワーをいただき、そして練習を繰り返すこと、積み重ねることにおいてやり甲斐を感じながら、私も向き合う日々です。
黙々と練習に音楽にと向き合い、そして少しずつでも必ず進歩を経て、その姿に「まだ必ず良くなる」と応援したくなり、私も刺激をいただいている気分です。
昨年の選曲とはガラリと変えて、華やかなウィンナワルツ。
テンポ感もリズムも、そして拍子の刻みもノリも、すべて新しい習得の機会として、また磨きをかける一歩になれたらと願い、最後までサポートしてまいります。
今日も素敵なピアノライフを!

✴︎皆様のご来場おまちしております!
