昨夜からしっかりといい雨が降り続けています。
恵みの雨。お天気も回復してゆくといよいよ新潟市の桜も満開になるでしょうか。来週はあちこちで入学式ですね。
昨日の午前レッスンでの生徒さまとの一コマ。

今年の秋の発表会に向けて、私からのリクエストで、バッハのフランス組曲6番のアルマンドの練習に取りかかり始めました。
そして私が今年から試してみている曲の後ろから譜読みを進めるやり方を、お勧めしている生徒様のお一人。
バッハのようなポリフォニーの音楽こそ、旋律のかけ合いをどこから始めても分かるように、そして分析できるように、と思うと音楽の“その先”を理解しながら“前”を弾いてゆくほうが、旋律の流れや指使いの意味を把握しながら確信をもって弾くことができて良い練習の組み立て方になると思って、勧めました。
フランス組曲のアルマンドは楽譜見開き2ページなので、曲の結末が見えている分、やり甲斐のある練習法で、生徒様もしっくり、納得しながら練習を進めてくださっているよう♪
そんなフランス組曲の6番。
生徒様とのレッスンも今年の2月で10年目に入りました。
初めて発表会ご出演で演奏したのもバッハのフランス組曲。
5番のアルマンドでした。
ト長調。♯一つ。
私はちなみにこの5番をアルマンドからジーグまでこの小曲7つを続けていつでも弾けるように、と70代のピアノライフくらいにやり遂げたいことの一つに掲げています。
昨日の生徒様が、今向き合う6番は♯4つで、ホ長調。
「先生、私この調性、心地良いみたい。あれ、5番は何でしたっけ?」
と生徒様。
私から、
「ト長調でしたよ♪、そうだ昨年の発表会の曲もト長調?!」
と思い出しながら。
生徒様が選ぶ曲、また私が勧めたくなる曲、実は私も生徒様も何か心地よくしっくりきます。
脳を刺激するような、ピッとくる“何か”が生徒様とは気が合うみたいで。
親近感。
「素直に明るい曲が好きなのかも」と二人で昨日は共感し合いながら。
品のある明るさよりも、童心にかえったような気持ちになる明るさ。
そういえば、先週のレッスンで、ある生徒様が、今向き合われる曲が3つとも調性が一緒だったという気づきを教えてくださいました。
ショパンのワルツ、プレリュード、そしてシューベルトの即興曲、全て♭4つの変イ長調だったというミラクル。
生徒様ご自身も何となく眺めてそれに気づき、《自分の心惹かれる調性があるのかも》と改めてご自身で選んだ曲に愛着を沸かせたような気持ちになられて♪
当教室に通う生徒の皆様、十人十色で、それぞれの心惹かれる音楽の色や空気感、世界観、サウンドがあるなぁ、と日々思っています。
明るい曲の中にもさまざまに。洒落た雰囲気から踊り出すような明るさ、陽だまりのような明るさ。
ジャズでも様々に。
哀しみの曲でも、どーんと暗いものから、情熱と愛の溢れる暗さ、しっとりとした哀しみに浸るもの、鎮魂歌のような祈り。
皆様が一つ一つ持って来られる曲、「あぁやっぱり。なるほどね。」と、それぞれ生徒様が選ぶ曲に、その方の心に響くものとその傾向が伺えます。
と思ったら、やはり調べてみたくなり、ひとまず私がこの15年間、当教室の発表会で弾いた曲を全て確認してみたら、

比較的、♭1つのヘ長調もしくはニ短調、♯4つのホ長調、♯3つのイ長調、そして♭3つの変ホ長調。そして♯1つのト長調かホ短調。
《ホ》から始まる音階、《ホ》が主音の調性。
ドレミでいうと《ミ》
うん、何か自分の中でぐっとハマる音なのかもしれない、と思ったら「面白い〜」と思い始めて。
ちなみに今やってる曲もホ長調や変ホ短調。
今年の発表会の曲は、フランス組曲5番と同じト長調。
私の名前は、なしも《ト》、ち《ホ》—なしもとちほ–。
何かあるかも〜⭐︎、と無理やり運命的な感じで当てはめてみたり(笑)
そんな感じで生徒の皆様それぞれの魂と脳を揺さぶる音楽があるんだ、と常々思いながら、皆様の選ぶ音楽にいつも私も刺激と感動と学びをいただいているレッスンライフ。
これからもまだまだ尽きず、有難く彩り溢れることでしょう。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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