すっきり快晴の日曜日。
いよいよ迎えた娘のグレード試験。会場の古町も、徒歩日和となりそうです。
あちこちで、水仙が咲き始めて。

新潟市も桜の開花を待ち侘びて、春の彩り豊かな時期へ一歩一歩進み、本当に安堵のような喜びのような感覚の日々です。
昨日は、生徒様のご家族が関東から新潟へと帰省に合わせて単発レッスンを希望され、当教室へお越しくださいました。
兼ねてより独学でピアノに向き合わせていたそうで。
レッスンにと持ってきてくださったのはバッバの平均律クラヴィーア曲集第1巻の第1番プレリュード。

もう皆様、聞き馴染みのある一曲。
当教室のレッスンでも何度と登場しています。
今年の年明けまで練習中の生徒様もいらっしゃりました。
この旋律にグノーが「アヴェ・マリア」の旋律を乗せたのも有名な一曲ですよね。
この曲、とにかく終始同じリズムパターンとモティーフで流れるのが特徴。
いつもこの曲に向き合うたびに思うのは、そのモティーフの色の変化と原点を行き来しながら、整って終わる安定の魅力の高さ。
ショパンやシューマン、リストといったロマン派の作曲家たちの音楽のように、聴いた後にその余韻に浸るほどの複雑な感情は生み出さないのだけれど、とにかく吸い込まれる心地よさと、なんだか心が整う魅力があるバロック期の音楽。
曲の始まりはその音楽のテーマと原点を示します。
そこから様々な色の変化は、空模様、雲の動きや光の変化を感じるプレリュード第1番。
バッハの平均律クラヴィーア曲集のプレリュードはどれも、なんだか練習の始まりや終わりに、序奏のように、そして締めくくりのように弾きたくなる作品ばかりです。
練習始めに心と耳と空気を整えましょう。
練習の終わりに、様々な感情と身体と、そしてピアノの音色を整えましょう。
そんな感覚になれるプレリュード。
シンプルに音の変化に向き合って、思うままに、時には音符の行き先をみて、規則あるモティーフの連続だからこそ絵画のように見て、その音の開きや高低を体と心で感じて弾く。
やはり音楽の原点はバッハ大先生にあるんだなぁと感じます。
子供の頃にはまったく気づけなかったのが悔やまれる。。。
それにしてもこうして生徒様を通して、ご家族と貴重なピアノ時間を共にできたこと。
「先生、息子が感激しておりました。」
と生徒様からレッスン後にご報告くださいました。
私にとっても、穏やかにそして貴重な時間でありました。
ありがとうございます。
さぁ3月も終盤。
発表会のご案内、詳細をほぼ決めて、なんとか案内文にまとめ終えたいと思います。
今日も素敵なピアノライフを!

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