2026.8.26[wed.]
8月の終わり、夏の終わり、なんとも言えぬ環境と心の静けさを感じます。
ずっと地元に住んでいるのもあってか夏の終わりはいつも子供の頃の感覚、香り、音、心情を不思議と思い出します。
さて水曜日、発表会の曲紹介です。
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毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
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昨日に続き、4回目のご出演の生徒様からご紹介。
ヘンデル=ハルヴォルセン
「パッサカリア」
この曲の原曲は、ヘンデルが書いた「クラヴサン組曲第1集より第7番 HWV432」の第6曲、最後に組み込まれた曲。
ヘンデルはバッハと同じ年に生まれその時代に活躍した作曲家。
この時代の作曲家たちは、組曲と呼ばれる形で、いくつかの舞曲等をセットにして一つの作品として書き上げることがよくありました。
ちなみに“パッサカリア”とは、ゆったりとした三拍子の舞曲で、低音にて繰り返される決まった主題に乗せて次々と上の旋律がハーモニーと共に変奏してゆく曲のこと。
低音は左手で。その左手がお決まりのベースラインの進行を繰り返します。
このスタイルのものといえば、パッヘルベルの「カノン」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにパッサカリアは、17世紀にスペイン、イタリアで流行した舞曲。
そのお決まりの低音の主題とは、この第7番のパッサカリアでは、[ソーミ♭ーファーシ♭ーミ♭ードーレーソー]

これを左手にお決まりのモチーフとして続けながら右手の旋律を変奏しています。
そんなヘンデルのパッサカリアを、100年の時を経て、弦楽器の二重奏用にドラマティックに編曲したのが、名ヴァイオリニストでもあったハルヴォルセン。
ヴァイオリンとヴィオラのデュオに書き換え、今でも弦楽器の名編曲として、よく演奏されます。

そして更にピアノ用に編曲。
ピアノ版にはヘンデルの原曲にある旋律の面影はありませんが、パッサカリア特有の低音の主題を繰り返す形は同じ。そしてこの作品432のパッサカリアの低音の主題をモチーフにして。
ハルヴォルセンの編曲としては、二重奏版が名曲として残っていますが、ここ数年、このピアノアレンジがSNSやYoutubeを通して、ピアノ愛好家に改めて再認識され、親しまれています。
さてそんなヘンデルの素敵な一曲を元にハルヴォルセンが名編曲を残し、そのピアノ編曲版に同じように心とめて今回の発表会にと選ばれた生徒様。
2023年の発表会ご出演から4度目のご出演です。
4年前の夏、ご縁あってレッスンライフがスタートし、今年の夏で5年目を迎えました。
通い始めた1年目の発表会を、一生徒様として、発表会の景色、生徒様の一人一人の姿、演奏、選ばられた音楽を、ひとつひとつすべてご覧くださりました。
その時にはもう、「来年には自分もこの景色を一緒に」と思い描いて、ピアノライフにまた彩を添えられたことと思います。
生徒様といえば、とにかくピアノへの直向きな姿が印象的。
それは初めてお会いした時から、ずっと変わらぬ姿。
一つ一つ丁寧に向き合い、じっくり時間をかけて向き合う。
そして何より「上手になるために」と、ただ弾けるようにではなく、演奏の深いところ、音楽の裏側にあるものを求めて向き合う。
そういった向き合い方を求めて、それまで流れていたピアノライフから心機一転、当教室を求めてきてくださりました。
5年目の秋、そして4度目の発表会。着々と進化し続けている生徒様の演奏と、向き合う心。これからもまだまだその進化を願って、私も直向きに、今年も最後までサポートしてまいります。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

✴︎皆様のご来場、お待ちしております!

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