◾️発表会の曲[13]

2026.8.19[wed.]

8月のレッスンもあと10日。

水曜日、発表会の曲紹介です♫

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毎週月・水・金・日曜日に更新♫

発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。

ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。

※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。

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今日もクラシックの名曲をご紹介♫

F.F.ショパン

「ポロネーズ Op.40-1《軍隊》

前にご紹介した「幻想即興曲」と並んで、ショパンの名曲、“軍隊ポロネーズ”という通称で馴染みある作品です。

ポロネーズとは、ショパンの祖国ポーランドにおいて伝統ある民族舞踊。並んで“マズルカ”も同じく民族舞踊。

どちらも3拍子が特徴ですが、ポロネーズは宮廷発祥の王族や貴族たちの間で踊られた行進曲風の踊りで、マズルカは、農民の間で生まれた素朴かつ情熱的な踊りです。

ポロネーズはショパンにとって祖国への愛国心や栄光、誇りをイメージして書かれた作品が多く、マズルカはどちらかというとショパンにとって故郷を想いながら日常的な出来事や情景を書いたものが多く、マズルカの作品数は60曲ほどと、彼の作品の中では圧倒的に多い数、まさに日記のように書かれた存在だったようです。

どちらも、ショパンの人生において、作曲の原点であり、作曲活動におけるエネルギー源にもなっていたのかもしれませんね。以前紹介したドヴォルザークのように、祖国を愛し続けてその情熱と魂を音楽に注ぎ込む、実はショパンがそのような人たちの先駆者だったかもしれません。

ところで“軍隊”というタイトルはショパン自身が付けたものではなく、この曲の勇ましさや終始堂々とした軍隊の行進やリズムを連想させるところからこのタイトルが定着してゆきました。

それこそ、「幻想即興曲」は、ショパンの長年の親友であるフォンタナによって、死後書き加えられたタイトルですが、この“軍隊ポロネーズ”をショパンが書き上げた時期も、フォンタナの存在は重要で、ショパンの作曲活動に大きく貢献しており、ショパンはこのポロネーズをフォンタナへと献呈しています。

1838年、ショパン28歳の頃、生涯で一番長く連れ添ったジョルジュ・サンドとの出逢いから親密な仲へと進展し、当時体調の思わしくなかったショパンの静養にと考え、スペインはマヨルカ島へ2人で渡った年でもあります。

その時に書き上げた一つがこのポロネーズの作品40。

同じ作品40の2番は軍隊とは真逆の雰囲気を表した曲調です。

陰鬱、諦め、祖国への悲運や衰退を表した作品とも言われています。

他国に侵略されることの多かったポーランド。そのポーランドの偉大さと栄光、そして没落と衰退を対にして書き上げた作品。ぜひセットで聴いてみると、ショパンの強い想いがより一層感じられる深い作品なのではないかなと思います。

それでも“軍隊ポロネーズ”の通称で今もなお一人歩きして親しまれている名曲。

今回この曲を選ばれた生徒様、昨年に続き2度目のご出演です。

昨年の春にご縁あってレッスンライフをご一緒し、気づけばこの1年数ヶ月、生徒様とショパンの作品へ向き合うレッスンを絶えず重ねておりました。

昨年のレッスンスタートからずっと。

発表会の選曲において、「聴いている人がわかる曲で印象に残るように」と名曲シリーズから厳選したポロネーズでもあります。

たまたまショパン続きではありますが、兼ねてよりご自身で練習していたショパンのエチュード作品、昔弾いたことのあるエチュード作品、そしてこの度のポロネーズと、どれも、学びは尽きず、それでも生徒様と様々な視点から演奏における改善点や課題と向き合い、指先で考え、身体で向き合い、椅子の高さや姿勢、手のフォーム、様々な基本を改良しながら今も現在進行形でおります。

そしてもちろん少しずつ進化しています。

何より熱心な生徒様の姿、生徒様こそ、ピアノ愛と憧れに溢れ、向き合うことに喜びと情熱を注ぐ姿は私もパワーをいただきます。

だからこそ、また一つ一つ諦めずに向き合いたくなります。

2度目のステージ、生徒様ご自身もピアノへの愛、音楽への愛、そして向き合われた時間の積み重ねに情を込めて、堂々と弾き切れるよう、最後までサポートしてまいります。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

✴︎皆様のご来場お待ちしております!

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