◾️発表会の曲[ 1 ]

2026.7.29[wed.]

7月も残りわずかとなりました。新潟は相変わらずすっきりしないお天気ですが涼しく朝を迎えました。

さて昨日の宣言通りに…♩

今年もいよいよ始めたいと思います。

《発表会の曲紹介》

なんだか発表会までカウントダウンのような気持ちになりますね。

——————————————————-

毎週月・水・金・日曜日に更新♫

発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。

ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。

※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。

——————————————————-

それでは記念すべき第1回目の今日はこちら・・

米津玄師

「Lemon」

2018年リリース、米津玄師の8作目のシングル。

もう米津玄師の代表曲といってよいですよね。

この曲は2018年放送、石原さとみ主演のTBSドラマ『アンナチュラル』の主題歌として作られました。

不審死となった遺体を解剖する研究所を舞台にしたドラマ。

それを受けた米津玄師は、亡くなった人、失われてしまった人と残された人の心の動きを歌詞にしています。

実はこの曲には最初「Memento」(形見、記憶)とタイトルをつけていたそうな。

そして曲の製作中に、米津自身も祖父を亡くしており、大切な人を失った悲しみにどっぷりと浸かりながら曲を仕上げたようです。

そうした時に「Memento」ではあまりにストレートすぎると、「Lemon」に。

レモンには、西洋美術の歴史において《誠実な愛、救済、悲哀》を象徴するモチーフとして使われてきました。

彼もまたそうしたところからもインスピレーションを受け、悲しみや、亡くなった人への心の中の光を表したのでしょう。

この曲は、Youtubeにて配信開始をしてから、今もなお再生回数を伸ばしており、2026年現在9.6億回を超えているのです。

今も私たちの心に響く要因とは・・・

米津玄師の音楽によく使われるペンタトニックスケールの旋律にもあるのでは?と思ったりします。

私たちピアノを弾く人には分かりやすく言うと黒鍵だけでできる音階のこと。

坂本九の「上を向いて歩こう」とか、サザンの「いとしのエリー」とか・・・♫

日本人にとって童謡でよく耳馴染みのある旋律です。

そんな旋律が、ノスタルジックな記憶に浸れるような世界観となり、私たちは自然と惹かれているのでは、と思ったりします。

私はこの曲の終盤、ガラッと転調する部分が好きです。

♩ 自分が思うより
恋をしていた あなたに
あれから思うように 息ができない

この部分のコード進行、旋律の転換がとてもグッときます。

さぁそんな今も世代を超えて、私たちの心に残る「Lemon」を初めての発表会ご出演に選ばれた生徒様。

昨年の秋、ご縁あって当教室へとレッスンを希望してくださり、この夏で8か月のレッスンライフとなりました。

定年退職と共に、第二の人生を描いた時、昔から興味のあったピアノを真面目に習ってみよう、と動き始めて、当教室へ。

そして一昨年まで通ってくださっていた生徒様とプライベートで繋がっていらっしゃることが分かり、またそれも何かの縁と思いながら、嬉しくなり元生徒様への感謝と共にレッスンをスタートしました。

今回選んだ曲には、ご家族の思い出の楽譜との再会がきっかけとなっています。

ピアノを習い始めた生徒様に、奥様が「こんなの出てきたよ」と差し出したのが、数年前、ご家族が当時習っていたピアノ教室にて弾いた曲の楽譜。当時の先生の温かな書き込みで溢れた楽譜。その中にあったのが「Lemon」。

数年の時を経て、今度はお父さんがその楽譜を開き、人生で初めてステージに立ちます。

どんな想いと光景が、ご家族との間に広がるのでしょうか。

元生徒様もきっと足を運んでくださるのでは??♩

そんな繋がりへのご縁と、家族の絆に心を寄せて、私も最後までサポートしてまいります。

今日も素敵なピアノライフを!

この記事が良かったと思ったら「いいね!」

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*