◾️終わりなき鍛錬

2026.6.20[sat.]

昨日のレッスン合間の練習。今週に入り急に吸収力が上がり、どんどん音が身体に入ってくる感覚があります。

目標に掲げていた《6月中に曲の山場4ページを暗譜して再現部コーダへつなげる》がしっかりと達成できそうなので、昨日から譜面台を倒して弾き始めました。

私の暗譜練習。

まずは音を頭と身体に入れ込む作業なので、音楽的なことや細かな表現はまだまだ雑な状態です。

7月末に暗譜で通して第1回目の録音をしてみる。

その時に、表情づけ、音の鳴り、バランス、テンポ感、細かな部分をチェックして、中身を作り上げる練習に8月から入れるように。

本番のステージには魔物がすんでいる。

いつまでもこの感覚を背負って練習とメンタル向上に励む行動には妥協ができません。

最近読み始めた藤田真央さんのエッセイ。

彼といえば7年前のチャイコフスキー国際コンクールで2位に輝いた時。その時にも演奏したピアノ協奏曲第1番。

今日までのピアノ人生で一番多く演奏しているコンチェルトと語っていた彼が、それでも今に残した言葉が印象に残りました。

まだまだ課題が山積み、さらなる鍛錬が必要そうだ。これだからクラシック音楽は難しくもあり面白い。

これだけ日々ピアノと深く濃く向き合い続けながらも、そして数多くの様々なステージで同じ曲をこなしても、そう感じている意識。

アメリカでのステージにて、求める演奏、思う演奏や境地に届かなかったことへ、再び“さらなる鍛錬が必要”と見つめ直していたときの言葉です。

さらには「慣れ親しんだ演目こそ落とし穴が潜む。暗譜が分からなくなったり、練習不足からの焦りで弾き飛ばしてしまったりする。慣れた曲は尚更練習を怠ることができない。」と。

何度ステージで弾いてもそう思うんだぁ…

その境地をまだ知らない私ですが、「大丈夫だろう」と安易に自分の心を丸め込んで臨んだステージではだいたい失敗することは、何度も経験しています。だからこそ、“緻密に練習し切った、向き合った”と自信をもって言えるレベルになれるよう、日々練習を重ねなければいけないんだ、と心に言い聞かせる日々。

そんな藤田真央さんの言葉を心に響かせながら、7年前のチャイコフスキー国際コンクールでの彼の演奏を改めて聴いてみます。

私の子供の頃からの憧れの協奏曲第1番。

やはりショパンの英雄ポロネーズを聴いている時と同じ感覚で心がぶわぁーっと膨らむ感覚に陥ります。

そんなチャイコフスキーの協奏曲第1番のピアノを聴きながら、やはり同じチャイコフスキー、今私が向き合うグランドソナタの第1楽章に何か通ずる景色と世界が浮かび、またソナタの練習へとモチベーションが上がりました。

6月もあと10日。

暗譜を目標地点まで完了させるため、昨日のブログに綴ったように、また感激の嵐で練習に向き合えた1日となりました。

ある生徒様から、日々の身辺整理の中で、私が「ぜひ」といただいたもの。

それなりの大きさでマットな質感が思っていた以上に可愛いです。早速自宅に持ち帰りました⭐︎

ありがとうございます。

そんな生徒様と、「とにかく短くても良いから毎日続けることの大切さと、それが進歩と達成につながること」を実感しながら、次の課題と共にレッスンを締めくくりました。

ありがとうございます。次お会いするときもまた進歩を少しでも実感できますように。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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