2026.9.14[mon.]
9月ももう折り返そうとしています。
発表会の曲紹介、今週はクラシックweekとなりそうです♫
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毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
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今日のクラシックは、ショパンを。
F.F.ショパン
「ノクターン Op.9-1」
ショパンは21曲のノクターンを書き残しています。
そしてノクターンを書くにあたり影響を受けたのは、アイルランドの作曲家、ジョン・フィールドのノクターン。
そんなお話を、以前ノクターン17番をご紹介したときに綴りましたが覚えていますでしょうか。
ショパンが晩年に書いたノクターン17番に対して、この作品9-1は、一番最初に書いたノクターン、ショパンが20歳頃の作品。
作品9は3つのノクターンがセットになっていますが、一番有名なのは、2番でしょう。
“ノクターン2番”というタイトルと共に名曲に挙がる一曲。ピアノに馴染みがなくても、ピアノ経験がこれまでなくても、どこかで耳にしたことのある一曲。
そんなノクターン。ショパンにとって代名詞のような存在。
昨日ご紹介したシューベルトが“歌曲の王”なら、ショパンは“ピアノの詩人”
歌謡性のある旋律をピアノを歌うように弾くことを重視していたショパン。
ショパンが祖国からウィーンへと渡り、そこからパリへと移住した年に書いたとされるノクターン作品9は、当時人気を博していたフィールドの影響が強く出ている作品。
そもそもフィールドがクラシック史上で初めて生み出したノクターンには、イギリスの産業革命を背景に、ピアノの開発が盛んとなり、ダンパーペダルのクオリティも前進を遂げていたことがきっかけの一つにもあります。

より豊かに伸びのある響きを実現できるようになったダンパーペダルとともに、滑らかなレガートが表現できるようになり、長いフレーズや装飾を含んだ美しいメロディを伴奏に乗せた作風が生まれたのでは、ということ。

そんなショパンも、ピアノのより優れた開発とフィールドの影響から生まれたいちばん最初のノクターンを、彼の親友でもありピアノ製造者でもあったプレイエルの妻に献呈しています。
ピアノの新しく優れた性質を生かして、美しい曲ができたよ、
とまるで賞賛の気持ちを含んでいるかのように。
そんなノクターン1番。
切なさや哀愁、繊細さと優しさと、心の嘆きや憂いを含んだ一曲。
私は歳を重ねるほどに、この曲の中間部分が好きになっています。
そして左手の終始繰り返されるアルペジオ。
心の穏やかさと憂いの波を表しているようで。
やはり、ピアノの詩人。鉤括弧や句読点、イントネーションを感じるその旋律には、本当に詩があるのだろう、と思わせるようなショパンのセンスが溢れています。
さぁ今回そんなショパンがいちばん最初に書いたとされるノクターンを選ばれた生徒様。
2020年から今年6度目のご出演です。
そして生徒様にとっても、当教室にて初めて発表会にご出演いただいた年、1回目のご出演が、この「ノクターン1番」でした。
7年前のちょうど、9月。
当教室は発表会を1ヶ月切り、佳境に入っていた頃、ご縁ありお問い合わせくださりました。
そして、体験レッスンを待ち侘びて、当教室の発表会へと足を運んでくださったこと。
記憶に焼き付けた発表会の雰囲気と、生徒様一人一人の演奏。
そこに更に想いを寄せて、ピアノへと想いを寄せて、体験レッスンにてお会いした日。
その日も手にして来られたのはショパンでした。
「幻想即興曲」
子育てと仕事の両立の中で、「すこし余裕ができたので」と思い切ってレッスンライフへと一歩踏み出されたその年。
今もまだまだご自身の暮らしの中では変化や節目を迎えながら、今こうして8年目のピアノライフに突入していること。
改めてご縁と、そして今日までの年月に感謝が溢れます。
ほぼ私も同じ期間子育てに向き合っているのもなんだか密かなご縁で、互いに気持ちをシェアし合いながら、ピアノへと向き合う時間も、また特別な時間。
いつかのレッスンで生徒様が話してくださった言葉をよく思い出します。
「ピアノに向かっている時の私は、普段の自分とはまた違う自分なので。」
それがまたピアノのある時間をお忙しいながらも求める特別な時間、瞬間なのだろうと思うと、かけがえのない時間であり、月に2度お会いするその時間をとりわけ大切に思いたいなぁと意識しながら過ごしてきた7年間です。
初めての発表会で演奏したノクターンをもう一度。
あの頃よりも更にタッチや表情づけ、そして暗譜を極めることに拘り、今日まで貴重な時間を重ねています。
ピアノライフを今日まで続けてこられたことに大きな喜びと感謝をそえてステージに立てますよう願い最後までサポートしたいと思います。
今日も素敵なピアノライフを!


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