◾️帰り際の「ありがとう」

久しぶりにしっかりと雨模様。

お天気続きだったので恵みの雨も有り難い。ただ我が家としては明日の中学校の体育祭の開催が怪しくなってきました。

昨日はほぼ満員御礼でしっとり汗ばみながら11名の生徒の皆様と終えたレッスンの1日でした。

最終時間にお越しくださった生徒様とは、昨年後回しにしていたバッハのパルティータ第2番の「シンフォニア 」に挑戦中。

生徒様にとってはご一緒しているレッスンライフを振り返ってもダントツ、いや初めての大曲。

時間をかけてかけて、練習開始から半年、いよいよクライマックスまで譜読みを進めてまいりました。

冒頭部分のグラーヴェ・アダージョは、リズムと左手の四和音や五和音も難しく。

ひたすらしつこく私も寄り添い、音に乗ることを促してきましたが、昨日のレッスンでふと、“掴んできているなぁ♩”と感じて嬉しくなりました。

そうするとやはり、まだまだその先の完成する景色を見てみたいと願い、想いが熱くなり音一つ一つに向き合うエネルギーは衰えることはありません。

一番肝心なのは生徒様ご自身がそうであること。

そんな生徒様こそ諦めず根気強く、そして焦らず冷静に、練習の積み重ねにある意味淡々と、向きわれている気がします。

時間をかけて前進を感じる時は、互いにそれを認め合って信じて。

そんな生徒様とのレッスンには、ここ数年で深く有り難く感じながらその日その日のレッスンを見送る瞬間が増えました。

というのは、生徒様とのレッスンライフ、今年の秋の発表会を終えた頃には19年目に突入します。

当教室を開講する前からのお付き合いとなりまして。

一つ一つ課題をこなしながら、時には戻ってテクニック本を復習したり、そして一冊の曲集を一つ一つクリアしていくのも当教室において生徒様ただ1人のレッスンスタイル。

レッスンを終えて、帰られる時の何気ない「ありがとうございました。また(次回も)宜しくお願いします。」とフランクに言葉を交わして帰られる姿に、「あぁ、こうして本当に長くお世話になっている」と有り難い気持ちと、感慨深さに包まれます。

どの生徒様にも思うことですが、お一人お一人のピアノライフにこうしてレッスンを通して繋がっていられるのも、必ずその先にピリオドがあるわけです。

その生徒様にも、いつかはいつかは、そういうことがあるのだと想像はするけれど、こうして今も通い続けてくださる姿に、何とも言えぬ特別な感謝が生まれます。

24歳と若かった私の当時のレッスンからお付き合いくださること。

生徒様ご自身、来年には古希を迎えるというその年もまたこうして、今のように感謝を抱きながらレッスンの帰り際に特別な「ありがとう」を添えられるよう願っています。

生徒様が求めてくださるものとは。

あまり深く聞くこともないままこれだけの年月が流れていることに、ただただ感心と感謝、そして尊敬もしています。

そのために、私も、「当たり前」と思わずに精進しながら、向き合いたいと思います。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

この記事が良かったと思ったら「いいね!」

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です