日曜日、春らしい空で迎えました。
夕方のレッスンも、日の長い時間が増え、昨日も曇り空から夕陽がのぞいた瞬間は嬉しい安堵のような明るさでした。

2ヶ月のお休みを挟んで4月よりレッスンを再開してくださった生徒様と、また気持ち新たに、そして改めてピアノへの憧れを求めて、レッスンスタートしました。
そんな生徒様が先日のレッスン帰り際に教えてくださった番組。
清塚信也の旅番組。

早速1回目の放送を観てみました。
素直にこの番組のテイストや演出が気に入りました。
1回目の放送では、愛媛県宇和町の四国最古の小学校に置かれた100歳を越えるピアノに触れるシーンから始まりました。

清塚さんがそのピアノに座って最初に奏でたのはベートーヴェンの「悲愴ソナタ 第2楽章」。
あぁ、やっぱり。
良いなぁ。
この曲は本当に私のピアノ人生を温かく包んでくれる一曲。
これまでブログで、それこそ生徒の皆様とのレッスンライフを送る中での一コマに何度も抱く感情や意識を経て、『人生で私が弾き続けたい曲』を挙げてきたと思います。
その中に迷わずある「悲愴ソナタ第2楽章」
ショパンが「自分の葬式にはモーツァルトの《レクイエム》を流してほしい」と遺した言葉はよく知られていますが、私も、人生の終わりまで、それこそ生涯を終える瞬間に流してほしいのは「悲愴ソナタ」と思っています。
そういえばある生徒様が、ショパンの「ノクターン4番」を練習中で、「この曲は自分の人生の最後に流してほしい」と語っていたような…。
素敵。
すっかり私も今ノクターン4番の魅力に惹き込まれています。
そういえば、私にはもう一つ想っている曲があります。
坂本龍一の「Aqua」
坂本龍一自身の最晩年、身体中からのエネルギーを搾り出して奏でるこの演奏にはいつ聴いても涙が出ます。
私も自分の両親それぞれに最期を迎えた時、両親を想って奏でたいのはこの曲。
元々、坂本龍一は娘である坂本美雨が誕生するときに、その喜びと祝福を曲に残したのだとか。
なので、私も、哀しみや寂しさよりも、この世に生を受けて今があることへの喜びや尊さを想って弾いていたい、です。
この曲も、人生の最後まで残したい楽譜の一冊としてもちろん掲げています。
当教室の生徒の皆様にも、常に問いかけたい内容でもあります。
《ピアノライフにおいて、自分が一番残したい一曲、弾き続けたい一曲》
それを探して、人生と共に歩むピアノライフを私も伴走させていただいているレッスンライフの日々です。
憧れの曲、いつか弾いてみたい曲、とはまた違う意味で。
皆様は今、何が浮かんでいるのでしょうか。
今月の弾き合い会でも、どなたかそんな想いで曲を選ばれて演奏してくださる方がいても素敵かな、と♫
それでは今日も素敵なピアノライフを!
