今日も春の陽気。
さて弾き合い会まであと1ヶ月を切ろうとしております。ご参加者も更に増えてきました。
そんな中、7ヶ月を切ろうとしている今年の発表会。
まずは案内書がほぼ完成。

案内文の最終確認をして4月中旬に配信予定です。
6月の交流会のご案内や参加フォームなど、生徒の皆様には少し立て続けに色々配信がありますが、見落とさぬように…宜しくお願いいたします。
さぁそんな発表会に向けて、6年ぶりに、当教室でのピアノライフスタートの記念の思い出の一曲に再び向き合う生徒様との昨日のレッスンでの一コマ。
ショパンの「ノクターンop.9-1」
ショパンのノクターン集の中で、私も好きな作品上位の一つ。
この曲からは、左手の分散和音の伴奏と、中間部分の右手のオクターブや3度、4度のフレーズをいかに繊細に豊かに弾くかというところで学びに溢れています。
生徒様とも、今回はとにかく中間部分に目を向けて、深く深く向き合っています。

《ppp》
ピアニッシシモ。
もうppより小さく。
そしてレガティッシモと記してあります。
レガート、なめらかに。
それでこの3度や4度の和音。
まずは指を鍵盤に添えて。1mmでも鍵盤から指を打ち付けるようには弾かずに、下ろすこと。
そんなことを考えると今度は肩や肘が力んできます。
力は抜いて〜
と言うと、今度は幽霊みたいに打鍵が浅くなり、芯のない音に、そして旋律にムラが出ます。
指先はいつも自分の腕を鍵盤の上で支えてあげる。

そしてオクターブ。
生徒様からのご相談は、
どうしたらpppで滑らかに弾けるのでしょうか
オクターブということは、指を分けて弾けてたとしても4と5の指でしか、ときどき3の指も使えますでしょうか。
そして親指はひたすら移動しても連続して打鍵するわけで。
手の大きさにもよりますが。
まずはオクターブに手を開いた時の軸。
3度や4度の和音の時も同じく。
中指・3の指は鍵盤に対して平行に置かれているかどうか確認して。
オクターブに開く時、手の大きさに自信がない方、または開きが悪い方ほど、肩と脇の力をしっかり抜いて。
ほんの指先だけは鍵盤の上で支える役割をします。
そしてあとは聴くこと。
ピアノという楽器は、ポンと音を出すとその瞬間をスタートに減衰してゆきます。
その減衰してゆくを音をよく聴くこと。
減衰してゆく音に乗せるように次の音を重ねてゆくイメージ。
オクターブこそ、ボタンを押しているようにポロンポロンと繋がりが薄くなりやすい。
音の鳴り、うねりをよく感じながら次の鍵盤を打鍵する。
肩や肘の力は抜くけれど、指先はよく腕の重みを支えて、そして鍵盤にはいつも指先を添えてから下ろすこと、よしてよく聴くこと。
そして語りかけるように奏でる。
うーん、なんとも意識するところがいっぱい。
何よりも鍵盤と自分の指先が一体化している感覚でそして、足の裏は地面についているそこからエネルギーを受けて引っ張られている重力を感じて。
私たちは思っている以上に鍵盤を押すこと、指を動かすことに、無理な、無駄な、力をかけてしまっているのですよね。
私もまだまだ訓練中。
ピアノはやっぱりpppレベルで小さく奏でることの方が難しいなぁとつくづく思います。
それでも生徒様と、また進化の兆しを実感して、期待して、昨日のレッスンを終えました。
ピアノライフスタートと初めての当教室の発表会ご出演の記念の一曲。再び向き合う今とこれからの数ヶ月が素晴らしい時間の積み重ねとなるよう私も祈りながらレッスンをご一緒したいと思います。
そんな風に想いを寄せていたら、次のレッスンの生徒様がいらっしゃるほんの10分程で私もノクターンop.9-1が弾きたくなり思わず開きました。
そしてpppでレガティッシモとは・・・
よーく聴く、支える、抜く、語るように奏でる、私も意識をしてこの作品のごく一部に浸りました。
ピアノはまだまだ奥深い。
憧れも魅力も深まる一方。
今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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