2026.10.4[sun.]
10月最初の週末、秋の空気と共に静かに迎えました。
発表会の曲紹介いよいよ残すところ13回となりました。
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毎週月・水・金・日曜日に更新♫
発表会開催までの道のりと共に、52名のご出演者の皆様の演奏曲目を紹介してまいります。
ご出演者の皆様が選んだ音楽に、私なりの視点で向き合いながら、そして演奏される生徒様へ想いを寄せて紹介してまいります。初出演の方から出演回数順にご紹介してまいります。
※当日のプログラムにて変更となる場合もございますのでご了承ください。
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今日は映画音楽作品から・・・
松谷卓
「共病文庫」
住野よるのデビュー作『君の膵臓をたべたい』。
自身が当時、小説投稿サイトに投稿したところ、作家の目に留まり、2015年出版へとなり、そして本屋大賞第2位を受賞。
元々、ストーリーから考え始めたのではなく、「君の膵臓をたべたい」というセリフから思いつき、それをタイトルにして感動できる作品を考えて生まれた作品なのだとか。
そして出版から翌年2016年には映画実写化。

そのまた翌年にはアニメ化もされています。
北村匠海演じる主人公の春樹は、病院の待合室で一冊の本を拾う。
そこには『共病文庫』と書かれた日記だった。日記の持ち主がどうやら膵臓の病気で余命を告げられているという秘密が記されていた。
その持ち主は、春樹のクラスメイト、桜良(浜辺美波)のものだった。
そこから始まる春樹と桜良は一緒に過ごす時間を増やしてゆく。
性格も真逆の2人、春樹は桜良の《死ぬ前にやりたいこと》を一緒に叶えながら、自分の心の変化を感じてゆく・・・。
そしてこの映画作品の音楽を手がけたのが、松谷卓。
以前にも彼の音楽を発表会の曲にて紹介させていただいたのを覚えていますでしょうか?♫
映画『いま、会いにゆきます』のメインテーマ。
この映画作品もファンタジーなラブストーリー、そしてヒューマンドラマでしたが、どこか手がける作品にそんな共通点があるように思います。
映像が持つ感情を主張しすぎずに、心情や情景に寄り添ったサウンド、そして観る人の心を繋ぐ音楽をたくさんつくりあげている松谷さん。
『神様のカルテ』、『その時は彼によろしく』、『くちびるに歌を』、『僕は明日、昨日の君とデートする』、とにかくこれまで様々な映画作品にて音楽を手がています。
こうして作品を挙げてみると、やはりどこか映画のイメージにも共通点があるようですよね。
そんな松谷さん。
これまでピアノソロでの演奏活動はほとんどしてこなかった、と語る中で、今年2026年の春、「ピアノソロ アルバム」をリリースしました。
今や世界に誇るShigeru Kawai の、SK-EXモデルを使用して、自身の手により演奏をしたそうです。

紹介しました「共病文庫」ももちろん、そして「今、会いにゆきます」も、そして松谷さんといえば、活躍のきっかけとなった『大改造!劇的ビフォーアフター』のテレビ番組でお馴染みの「TAKUMI」も収録。
これは私も改めて聴いてみようと思います。
さぁそんな映画音楽界には多くの作品と共に名を残した松谷さんの代表作といっていい「共病文庫」を選ばれた生徒様、2012年から9度目のご出演です。
時を重ね、空白もありながら、じっくりと今日までピアノライフを並行してくださったことに、今改めて、ただただ感謝が溢れます。
初めての発表会ご出演の日。
今こうして、また発表会を迎えるたびに思い出します。
50歳を目前に、新潟生活という新しい環境のスタートの中で、ふと沸き起こった想い。
昔から憧れだったピアノを習ってみよう。
そしてふと数年前、レッスンにて持ってこられた「共病文庫」。
それはまた、私にとっての生徒様がこれまで選ばれてきた音楽のイメージとリンクするような、すこし新鮮なような。
その曲との出会いのきっかけは、やはりこの映画をご覧になられて。
生徒様のピアノの音色は温かくてほんのり哀愁も含んだ柔らかさがあります。
松谷さんの、情景とさりげなく寄り添う透明感のある音楽はまたぴったりで、なんとも嬉しくなった選曲でした。
昨年、ご出演を叶えられなかった分、改めて、曲を手に取り、楽譜を真っ新にして、もう一度音を拾い直し、今9度目のステージへと、一生懸命に向き合われていることと思います。
これまでの14年間、生徒様にとってたくさんの節目や変化があった中で、こうして今日までピアノを続けてくださったこと、改めて深く深く感謝申し上げます。
そんな想いで最後までサポートしてまいります。
今日も素敵なピアノライフを!


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