◾️与えられた時間と運命

2026.9.29[tue.]

9月のレッスンも今日明日で終わり。

昨日の朝、二度寝からのリアルな嫌な夢を見てすこし寝坊気味に起床。

「あぁ、感情が色々混ざっているんだな…」と納得しながら複雑な心境で朝の家事を済ませていました。

そんな昨日はホール練習を予約してあったので、気持ちを入れ直して。

発表会当日の早朝、教室へ向かう道中で決まって聴く音楽があります。普段聴かないのに、その日だけは流します。そのきっかけは2016年の節目の発表会の日の偶然な巡り合わせでしたが、朝のトイレ掃除と同じゲン担ぎ的な意味でもなく、単純に集中力を上げるため。もう同じルーティンで10年が経つことに気づきました。

音楽は時に中毒性があるもの。

だからこそ、旋律と言葉が頭に残らないものを。

昨日のホールまで向かう道中は、嫌な夢で起床した分、それを流す必要がありそうだな、と思い、迷わずポチ。

あぁ、やっぱりなんだか心が無になれる感じがある。

今年の発表会当日も間違いなくかけよう、と思いました。

さて肝心な練習経過。

1ヶ月前のホール練習の時より、しっかりと前進を感じました。

細かな調整や色付け、そしてもちろん最後まで絶えず続ける暗譜の確認練習もですが、残り一月で私に大事なのは開演から6時間半後に、どれだけ13分の演奏に集中できるかどうか。

毎年、その闘いに向き合うためのメンタルトレーニングが欠かせません。

でもそれは練習の積み重ねあってこそ。

そんな風に過ごしながらあれやこらやと準備に向き合います。

プログラムの完成、最終チェックがもう間も無くです。

そして交流会のためにとタクシー手配、タクシーチケットの申請。

細々としたものが続きます。

そんな思考状態の中で気分転換を、と先週末は家族で福島は田村市、あぶくま洞まで。

夏休みの家族旅行のお話をある生徒様から聞いて、これは行ってみようと、急に計画。

もちろん帰りに喜多方ラーメンを食べに行き、遅くならないようにと明るいうちに帰宅。

新潟市の夕空はまた綺麗だった。

先週すっかり見逃していた『ファミリーヒストリー』の武井壮さんのお話、昨日は練習を終えて帰ってきてすぐに見逃し配信で視聴。

ある生徒様が「涙でしたよ」と話してくださり、これは観なくちゃと、そして私も案の定、涙。

生き別れたお母さんの想い出と行方、そして結末。

24歳で亡くなった最愛の兄の話。

泣けたなぁ。

今年の夏はとにかく災害があちこちで。

被災に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

あぶくま洞を教えてくださった生徒様が、その足で浪江町の東日本大地震の震災遺構となっている請戸小学校を見てきたお話も聞かせてくださった時、「こうやって自然の恐ろしさを感じつつも、どこかで、“他人事”に思ってしまう自分がいる。私は大丈夫だろう、って。」と話してくださった時に、胸が痛むほど共感しました。

今、心身ともに忙しく過ごさせていただいておりますが、生徒様それぞれの心情を受け止め、色んな不安や心配事、もどかしいこと、そしてもちろん達成感も喜びも感謝も混じり、多くの感情の波と向き合いながら、その一喜一憂する日々は、かけがえのないものなのだ、と思わなければなぁ、と思います。

家族がいて自分がいること。

そうやって頑張れることは、皆当たり前にあることではないんだ。

そんなことまであれこれ考えました。

そういえば、5年前、まだまだこれからというときに、43歳で癌で亡くなった尊敬していた従姉のことを思い出しながら、自分ももう来年にはその年齢になる、としんみり。

“みんな産まれたときからそれぞれに寿命が決まってるんだ”

と従姉が闘病生活中に書き残した言葉がふと響きます。

今与えられた時間があること。

それに向き合える時間も、与えられた運命なのだろう、と思うと、また有り難くなり、そして目標を持って今をとにかく一生懸命に向き合おう、と、なんだか重く締め付けていた心がふっと緩みました。

タイムリーに、また別の生徒様が浪江町にあるカフェと共に手作り菓子を紹介してくださり、心遣いをいただいた先日のレッスン。

ありがとうございます。

発表会まであと32日。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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