◾️完成までの道のり

2026.6.13[sat.]

爽やかな朝で迎えた土曜日。先週は休講とさせていただいていたので、なんだか久しぶりの土曜日レッスン、のようなあっという間に迎えた土曜日レッスンのような。

色々な予定や出来事で心身ともに疲れが溜まっていたのか昨日の終日埋まったレッスンを終えて帰宅するとどっと身体も重くなり、夕食後に家族のことも気にせず死んだように寝ていました。

「先生、お昼食べました?」

昨日の午後一にいらした生徒様から加島屋のおにぎりをいただき、なにげに初めて食べた加島屋のおにぎりに、心もほっこり身体に塩分が染み渡りました。

お心遣いありがとうございます。

そんな生徒様も2度目の発表会へ向けてコツコツと頑張っておられます。

その次にいらした生徒様からは、悩んでいたご出演を「出る」と決意。

お申し込み用紙をお渡しして、気持ちを入れ直してレッスンへと向き合ってくださいました。

嬉しい。生徒様にとって4度目の挑戦。

その生徒様が紹介してくださった言葉が昨日はストンと心に落ちて響きました。

決断力がない人は、完璧な正解を選ぼうとする、決断力のある人は、自ら選んだ道を正解にしている

そんな言葉が生徒様の日常で心と目に留まり、そして昨日レッスンへ向かう道中、かねてより練習中だった曲が偶然か必然のように、車内のオーディオからランダム再生で流れてきたとのこと。

何かあるよね。

そう思いたい、という感じかもしれませんね。

私なんかはわりと、もう少し慎重に考えた方が良いことも色々あるという反省がありながら、何事もわりと決断してしまいますが。

「なるようになる。やるからにはやってみる」の意識でいるのかもしれません。

そんな生徒様のご出演決断までのエピソード。

昨日、教室に来ることを叶えていなかったら、その感情は後押しされなかったのだろう、と2人で共感しあいました。

こちらこそ、嬉しい気づきをありがとうございます。

そんな目標設定と共に生徒の皆様一人一人が、そして私自身も同じように、一歩ずつ歩む《完成》までの道のり。

読み途中の樺沢先生の本から、今まさに心に届けたい思考と行動におけるお話がありました。

最初から100を目指して時間をかけて積み上げるのではなく、30点くらいを目指して仕上げてみる。

そして見直して、50点にして、また見直して70点にして、そしてそしてまた見直して100にするほうが、完成度の高いものに仕上げられる、というお話。

これって、ピアノにおいても言えるなぁ、と。

先生のお話は主に執筆や作品においての例でしたが、ピアノも本番というゴールまでの道のりに、そんな意識で計画立てて練習と向き合うことを私もなるべく意識して、そして生徒の皆様にもそう伝えていることでもあります。

よく、「まだ人前で聴かせられるレベルではないな…」というあたりで、本番さながらに演奏して、録音をしてみることを勧めています。

これは、もちろん聴いてくれる人がいても良いと思います。

それがレッスンというシーンではなく、やはりしっかり本番風の意識で。

なので私は手っ取り早いのが録音だと思っています。

いつも3ヶ月切る前に、録音をします。一曲通して。ですが一曲それなりに、理想のテンポでなくても通せるくらいにその時点で持っていっていなければ、というのが練習計画の上で大事なポイント。

そしてまた録音を聴いて、改善点、良いところ、色々気づきをメモします。

そしてまた1ヶ月後、本番から2ヶ月前。

改めて録音。できればこの時点で自宅でもなく、レッスンの時でもなく、別の空間で馴染みのないピアノで、本番さながらににやってみると良いと思います。

そしてまた録音を聴いて振り返り。

ひと月前より良くなっているところも実感しつつ、“まだここが”、というところを更に書き出します。

そしていよいよ1ヶ月前、本番と同じように、できれば聴いてくれる人(家族でも仲間でも、はたまた何か本番を経験できるイベントがあればそういったシーンを利用して)がいる状態で演奏する、録音する、動画も最適。

さぁどうだろう。

いよいよ本番のイメージにもリアルになってくる頃。

だいぶそれっぽくなってきたな。

ここは緊張すると走りやすいな。

改めて音符をよく眺めよう。

あぁ、ここpianoって書いてあるのにぜんぜんうるさいな。

お辞儀する時の目線が悪いな。

もう少し詰めてみよう。

そして2週間前。

もう本番のスケジュールもしっかりと見えている頃。

出番と同じ時間帯で、その日の靴で、その日に身につけるアクセサリーをつけて、さぁ再び演奏、録音。

残された期間であとは何を修正して100へと自分の理想の完成へと近づけるか。

メンタル的な問題もあり、「本番が全て」となりすぎないマインドつくりも必要になります。

コンディション。

そんな風に、できるだけ早い段階で自分の演奏を客観的に聴いておけると必ず、本番までの道のりに山あり谷ありでも、良いもの、満足いくものに向き合える瞬間があるはずです。

ピアノの練習は決して簡単なことばかりではありません。

そして人前で弾くとなれば尚更。

見つめなければいけない要素があちこちと。

練習開始のスタート地点から、本番のその日までをただの真っ直ぐな線で結んで終わりにはせず、チェックポイントをいくつか記して、そこまでにどうするのか、その時に見つめ直す機会をつくる。

よし、だいぶ良いんじゃない?となってから録音するのは避けた方が良いのです。ましてやそれが本番近くの2週間前や1週間前が初めての録音、とならないように。

こうして綴りながら、私もまた目標にむけて、演奏の完成までを目指して意欲が湧いてきました。

昨日に続き、今日もレッスンスケジュールによりピアノに触れられないのが悔やまれますが。今日はじっくりレッスンライフに浸って明日はまったく違うことに没頭してリフレッシュさせておいて来週に繋げようと思います。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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