◾️楽譜を読み取る力、自分の音を聴く力

朝、窓を開けて外気を入れる瞬間がとても心地良い季節。

いよいよ上着は片付けようかな、と家族みんなのを順番に吟味中。

今週は私自身のピアノに向かえる時間が少ないのですが、時間がない時こそ練習への意識、スイッチが入ってしまいます。

昨日も何名かの生徒様に似たようなことをお伝えしました。

皆様、ちゃんと旋律を聴いていますか?

旋律を歌うようにつなげていますか?

ダンパーペダルに無意識に頼っていませんか?

今私が集中練習しているところも、まさにそんな感じ。

指使いを決める上で、どう素敵に歌えるかを考えて、そしてなめらかに弾けるかを考えるのも大切なこと。

音と音が0.・・と一瞬たりとも途切れないようにつなげる。

ペダルなしで練習をしてみるとよく分かります。

それも気づけないこともあったりするので、それは重症で、左手の伴奏や、右手が二声になっているときは旋律だけを抜き取って弾いてみること。

よくよく自分の音を聴いてみる。

ペダルに頼っているだけの旋律は、指先でしっかり歌って音をつないで弾いている旋律とは音の豊かさや伸びが違います。

鍵盤を押すだけ、間違えないように、と音を辿っていくだけの《作業》にならないように弾くこと。

そして昨日はある生徒様とのショパンのノクターンのレッスンにて。

“デクレシェンド————だんだん弱く”

この文字や記号があるとその瞬間から急に音量が小さくなる。

始まりは前からきた流れに乗った音量から始めたいものです。

この記号が出てきて急にか細くなり、「sub P(急に弱く)」という解釈になってしまう。

旋律にはいつも曲線をイメージしてあげて。

昨日の生徒様、

横で何度もそう促してみると、演奏はとても豊かになりました。

楽譜を視覚的にみて音を《鳴らす》だけではなく、《よく聴いて》弾くこと。

そしてそんな強弱記号を読み取りながら、合わせて音符の行き先や変化を見ると、強弱記号にリンクしたメッセージは隠れている気がします。

左手が急に低音にいく

右手のメロディはここまで高くなっていく。

半音だけ下がる。上がる。

右手に急な跳躍がある

曲のテーマとなるモチーフをどう歌うか。

ポップスであれば、歌詞があるのならその歌詞とリンクさせて旋律の山と谷を考える。

自分の音を聴く力、楽譜を読み取り、感じる力。

今はYoutubeで気軽に巨匠や推しのピアニストの演奏を聴けるからこそ、表面だけで演奏の流れや表現を自然と真似てしまうことがあると思います。

そんな時こそ、楽譜を見ながら聴いていただきたいもの。

そしてそれ以上に楽譜からのメッセージをまずは素直に読み取り、自分なりに感じること。

生徒の皆様それぞれの音楽。

子供のピアノ教室でのレッスンとは違い、とにかく様々な音楽に出逢わせていただけるからこそ、私にとって楽譜を読む力は絶えず重要なところとしてぃす。

あくまで偏った自分なりの音楽センスに染めすぎないように。

今日もレッスンは満員御礼。

十人十色の心に響く音楽に私も向き合います。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!

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